気象神社賽銭箱のご奉納 (さぬきや・近藤廸弘様)
この度、「さぬきや(高円寺南4丁目)」の近藤廸弘(みちひろ)様より気象神社の賽銭箱をご奉納戴きました。
旧賽銭箱も近藤廸弘様よりご奉納戴いたものですが(平成20年)、気象神社の賽銭箱は屋外に設置しているので老朽化が進んでました。
新しい賽銭箱はステンレス素材で、色も明るく気象神社の雰囲気がより一層明るくなりました。
気象神社には日々遠方からも多くの参拝者が訪れていますので、この素晴らしい賽銭箱に負けないように境内整備を進めていきます。
ご奉納戴いた賽銭箱
近藤廸弘さん(左から2人目) 近藤綾子さん(一番左) 近藤康浩さん(一番右)
旧賽銭箱(平成20年に近藤廸弘様よりご奉納戴いたもの)
【高円寺さぬきやについて】
近藤廸弘さんは昭和39年に高円寺南4丁目でうどん屋「さぬきや」を創業され、現在は次男の近藤康弘さんが継がれて、新しい時代に向けて日々奮闘されています。
近年は毎年ミシュランガイドにも掲載されている素晴らしいお店です。
お店の詳しい情報は以下のサイトにてご確認ください。
今回のご奉納にあたり、近藤廸弘様よりおことばを戴きましたので紹介させて戴きます。
改めてさぬきやの皆様に厚く御礼申し上げます。先日、近藤康弘さんからは「氷川神社は昨年の代替わり以来、
エネルギッシュになり、なにかやってくれそうだ」というおことばを戴きました。氏子地域を盛り上げる為に
引き続き地道に頑張っていきます。
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【近藤廸弘さんからのおことば】
この度は、お賽銭箱を奉納させて戴く名誉に預かりまして、まことに有難う御座います。
私が高円寺に居を移しましたのは、昭和39年5月、27歳の時でした。それまで住んでいた三重県亀山市が伊勢湾台風の突撃
を受け、それまでの商いもうまくいかなくなってきました。当時、仕事で付き合いのあった知人より、「東京で本場の
讃岐うどんを食べられる店はまだない。是非一緒に始めよう。」と誘われ、藁にもすがる思いで、親戚一同にて新しい商いを
始める為に、東京で出て参りました。
その後結婚し、昭和39年に長男が産まれ、氷川神社さんにてお宮参りのご祈祷をして戴き、それからのご縁です。息子の
健やかなる成長と、二度と天災に見舞われる事なきようにとの祈りを込め、氏子となり、現在に至っております。
息子二人はお陰様で健やかに成長いたしましたが、商売は山あり谷ありでした。当初、東京では珍しい手打ちうどんの店は、
なかなか受け入れてもらえませんでした。妻の座右の銘でもある『為せば成る、為さねば成らぬ、何事も』を胸に刻み、
夫婦で信念を曲げずに続けておりますと、そのうちに評判となり、お客様に並んで戴けることとなりました。その後も時代の
流れも大きく変わり、山あり谷ありでしたが、今は次男が店を継ぎ、ミシュランガイドにも掲載して戴けることとなり、
一安心しております。
50年もの長きにわたり、高円寺の地で平和に暮らしてこられましたのは、氷川神社さんと地域の皆様の
お陰で感謝しております。本当に有難う御座います。これからも宜しくお願い申し上げます。
平成31年3月吉日
近藤 廸弘(みちひろ)