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神社要覧

御祭神

素戔嗚尊(すさのおのみこと)

~神話での記述~

素戔嗚尊は伊邪那岐命(いざなぎのみこと)が黄泉の国から帰還し、筑紫の日向の橘の小戸の 阿波岐原で禊を行った際、鼻をすすいだ時に誕生したとされている。姉は天照大御神である。

誕生後、父である伊邪那岐命から「海」を治めるように命じられたが、母である伊邪那美命 (いざなみのみこと)のいる根の国に行きたいと断ったところ、伊邪那岐命の怒りを買って追放されてしまう。そこで根の国へ向かう前に姉の天照大御神に別れの挨拶をしようと高天原に上るが、天照大御神は弟が攻めてきたと思い、武装して応対した。素戔嗚尊は疑いを解くために、誓約(うけひ)を行い、自らの潔白を証明した。その後は、高天原に居られることをいいことに次々と粗暴を働き、天照大御神は恐れて天の岩屋に隠れてしまった。そのため、高天原から追放されてしまった。

その後、素戔嗚尊は出雲の国へ降り立った。その地を荒らしていた巨大な怪物、八岐大蛇(やまたのおろち)への生贄にされそうになっていた美しい少女の櫛名田比売命(くしなだひめ)と出会う。素戔嗚尊は知恵を振り絞り戦略を講じ、八岐大蛇を退治する。そして八岐大蛇の尾から出てきた草薙剣(くさなぎのつるぎ)を天照大御神に献上し、それが古代天皇の権威となる三種の神器の一つとなる。(現在は愛知県名古屋市の熱田神宮の御神体となっている)その後、素戔嗚尊は櫛名田比売命を妻として、出雲の須賀の地へ移り、そこに留まった。

社務所内の素戔嗚尊
(神社宝物)

ご由緒

江戸名所絵図によれば、その昔、源頼朝による奥州征伐時に、武藏国杉並の地に至り給り際、隋兵の中に高円寺村にとどまり、終に農民となる者あり。
一説によれば、村田兵部稟云々ともいわれ(因みに村田姓は高円寺の旧家なり)、その時、武蔵国大宮高鼻の本社よりの御神意の使者が同氏に伝え、この高円寺村の位置高く採松杉繁多し遠く木田を望みて風致絶佳とされる当地に社殿を建立したのが起源といわれている。従って農業の神とされている。

大正6年8月15日編纂の東京府豊多摩郡神社詩によれば、当社は古来、高円寺村小名原の鎮守にして旧時曹洞宗高円寺別当職として奉仕せり。高円寺は往年数回々禄の災いあり。
旧記を焼火して社伝明らかならざるも口碑によれば、天文の頃、高円寺創建と同時に瓶記されたるものなりと云う。

明治維新後、別当職を廃し、明治7年4月3日、社格を村社に被定し、同40年5月4日、神饌幣帛料供述神社に列し、同40年12月26日、会計規則適用方指定せられたり、太平洋戦争後、即ち昭和20年8月15日以降は宗教法人氷川神社となり現在に至る。

神額(氷川宮)

(老朽化したものを職人によって
再生させたもの)

氷川神社宝物「掛軸」

(武蔵一宮氷川神社・先々代宮司の東角井光臣氏
より直筆で授かったもの)

氷川神社宝物「式年遷宮」

(先々代宮司の山本実が模写したもの)

神域神殿

─ 大正5年社殿は改築さる(以前はわらぶき拝殿)
─ 昭和20年5月25日戦災(東京大空襲)により焼失
─ 昭和22年9月18日新築仮殿御造営さる
─ 昭和46年10月14日社殿、社務所、神楽殿、神輿庫御造営さる

氷川神社拝殿

本社神輿

手水舎

町会神輿庫

社務所玄関

拝殿内

天水桶

町会神輿

氷川神社末社

力石

例大祭

8月最終日曜斎行

年間を通して執り行われるお祭りの中で最も重要な神事です。一年間の感謝と今後一年の国家、氏子の安寧を祈念します。
昭和32年の開始から現在に至り、毎年8月最終土日に開催される「東京高円寺阿波おどり」は元々高円寺氷川神社への「奉納踊り」として始まったものです。

例大祭の様子

年間行事

1月1日

元旦祭

3月第一日曜日

ひなまつり餅つき大会(氏子青年会主催)

6月1日

気象祭

6月30日

夏越の大祓

8月最終日曜

例大祭

12月30日

年越の大祓

12月31日

除夜祭

※新型コロナウイルス感染対策、その他諸事情のため、行事は延期、中止となることもあります。(都度、公式サイト内でご確認願います)

元旦祭

ひなまつり餅つき大会

気象祭

夏越の大祓

神幸祭

除夜祭

アクセス

鎮座地

〒166-0003
東京都杉並区高円寺南4-44-19
TEL:03-3314-4147
FAX:03-3315-0034

参拝時間

早朝〜17:00(閉門します)

社務所受付

平日・土日祝日:9時〜16時
※受付時間は流動的、また不定休とさせて戴きます。
※お越しになる際は社務受付公式ツイッター(毎日更新)で事前にご確認ください。

最寄り駅

JR中央線・総武線 高円寺駅
高円寺駅より徒歩2分
※土日祝日は、JR中央線(快速)は高円寺駅には停車しませんので、
JR総武線でお越しください。

駐車場

境内の駐車場をご利用ください。坂の下にある駐車場は全て契約者用ですので、駐車はできません。
参拝目的以外での駐車はお断りします。
神社行事や工事などで境内に駐車できない時もあります。

境内駐車スペース

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